【地域コミュニティ再生事業Ⅰ「ほたループ~ほたるでつなぐ、地域の輪~」】
2023年3月12日(日)、19日(日)の2回に亘り、呉市押込地区にて地域コミュニティ再生事業Ⅰ「ほたループ~ほたるでつなぐ地域の輪~」を実施しました。呉青年会議所メンバーと一般参加者69名、押込自治会の皆様15名にて押込第一公園を拠点に事業が始まりました。開会式では押込自治会長春木様を始め、“ほたる”の幼虫育成にご協力いただいた昭和北小学校の石田校長先生、“ほたる”の育成について指導と監修を頂戴した㈱カジオカL.A.の山本様、向日原神社の世話人である吉川様にご挨拶をいただきました。いずれの挨拶の中でも、押込地域の昔の様子を伝え、“ほたる”の育成と放流をきっかけに自治体活動が活発になることへの期待が込められていました。
その後、公園横の小田川にて“ほたる”の幼虫の放流を行いました。普段は降りることのない小田川に呉青年会議所メンバー同伴の元、足元に気を付けながら放流スポットへ向かいます。今年の2月から約1カ月半の間、昭和北小の児童たちの飼育により、齢まで育った“ほたる”の幼虫50匹が参加児童により放流されました。放流された“ほたる”たちは今後、川に生息し土の中で繭になり成長へと羽化するのを待ちます。この6月に多くのホタルが舞う光景が見られることでしょう。
放流後は清掃ウォークラリーを行いました。押込第一公園を拠点に中倉自治会館、中倉公園、本庄レイクパークの展望台エリア、芝の丘エリア、サブエントランス広場の5カ所を移動しながら清掃活動を行い、各拠点でけん玉やコマ回し、宝さがしや輪投げなどを体験し、キーワードを入手します。そのキーワードをスマートフォンに登録したイベント用LINEに入力することでカードが配信され、最後のエリアとなる押込第一公園での最後のアトラクションとなる自治会の方とクイズを行い、すべて達成した後は参加賞のナップサックを受け取り、自治会の方が用意してくださった豚汁とおむすびをいただきました。
<あとがき>
地域コミュニティの再生には、自治会との繋がりの創出が大きなポイントになると考えられます。この度、押込自治会の皆様の協力の元、豚汁やおむすびの炊き出しご用意していただきました。青空の下、食事を囲むことで我々の事業だけでなく自治会と地域住民との間に多くの交流が生まれました。自治会に積極的に参加できていない参加者からも、自分の子どもが自治会の方と繋がりを持っていることを初めて知る場面もありました。
働き方や生活様式の変化により、近所や地域との繋がりは希薄になっていることが多い現代ですが、一つ繋がればどこかで繋がるというところは、自分たちが幼い頃と比べても変わらず呉市の中には残っていることが分かりました。自治体の方からも「今後はこのつながりをきっかけに自治体活動を盛り上げていきたい」と心強い言葉も頂けました。
地域コミュニティ再生委員会を始め、呉青年会議所はほたるを通じて地域コミュニティを盛り上げるため、6月の事業2に向けて準備を進めて参ります。