【会頭公式訪問】
4月13日(日)、日本青年会議所の外口会頭が呉市蒲刈町の輝きの館を公式訪問し、JCメンバーに向けて講話を行いました。
呉の地への歓迎を受け、外口会頭は不可能を可能にしたライト兄弟の歴史を例に、理想を現実にする力強さを訴えました。
真のアクションとは、未来に起こりうる課題を予測し、自らの手で未来を創造することだと提起。2025年度のJCの方向性である「社会課題解決運動から社会開発運動へ」を解説し、社会システムの創造を通じた個人の意識改革と、国民の積極的な社会参画を促すJC運動のあり方を提示しました。
具体例として、横断歩道での挙手という社会システムを生み出した小松川運動を挙げ、誰にでも真似できる仕組み作りとその普及が重要だと説明。社会システムを複雑に捉えすぎず、根本的な解決を目指す社会開発運動の意義を強調しました。
また、「家族・会社・地域のために誇れる組織へ」というもう一つの方向性にも言及。JCが志を持つ人々の集まりであるとし、JC活動が家族や会社の不利益に繋がるという意見に対し、安易な組織簡素化は目的を損なうと警鐘を鳴らしました。問題発生後の傍観者ではなく、事前に行動する主体者であるべきだと述べ、「変わったのではなく、変えたのだと誇れる未来へ」と力強くメッセージを送りました。この講話は、地元のJCメンバーに大きな刺激を与え、今後の運動への指針となるでしょう。