主権国家確立委員会プログラム
2014年6月27日(金)
公益社団法人日本青年会議所 主権国家確立委員会のメンバーが呉の地を訪れ、「この国のこれからのかたち創造プログラム~領土・領海から考える私たちの未来~」と題するセミナーを開催、呉青年会議所のメンバーが受講しました。海上自衛隊や海上保安庁といった国防に関する施設の拠点がある呉にとって、このテーマはうってつけと言えます。また、主権国家確立委員会には呉青年会議所から山崎寛太郎、稲垣洋介がそれぞれ運営幹事、委員として出向しています。
通常のセミナーであれば、委員長や副委員長が講師を務めるのですが、今回は地元・呉での開催ということ、また本人のたっての希望ということで、山崎運営幹事が講師を務めることとなりました。
まずは北方四島、竹島、尖閣諸島など日本を取り巻く領土問題の経緯や最近のトピックを紹介。領土線を引く練習問題にも取り組み、領土・領海に対する知識の欠如を思い知らされる呉のメンバーの姿がありました。その他にも、日本の領土の大きさは世界で61位なのに対し、領海や排他的経済水域を含めた範囲を含めると世界で6位の広さになること、日本の領土には6,852の島があることなどを知ることができました。
続いて「自分ならどのように領土・領海問題に取り組んでいくのか、またこれらの地域に豊富にある資源をどのように活用していくのか」といったテーマについて、グループディスカッションをおこないました。議論が白熱する余り「軍隊を用いて…」などといった意見も出るなど、少し論点がずれてしまったところはありましたが、メンバー皆が領土・領海問題に対して高い意識をを持っていることが伺えました。
最後に皆で領土・領海問題がうまく解決した、理想の日本の姿とはどのようなものなのかを考えていきました。そして、その素晴らしい姿を実現するために我々一人一人がいますぐにできることは何かを考えました。
最後の挨拶で清宮委員長も熱く語ってくれましたが、我々にできることは「正しい知識を身に付け、それを周りの人に伝えること」です。一人として見ればできることはごく僅かですが、同じ思いを皆が持つことができれば国の政治をも動かすことができるはずです。その取り組みの魁に呉青年会議所のメンバーがなっていきたいと思います。