9月例会

「JCは言い訳をする団体じゃないでしょ?」

P.R.KURENT委員会の担当例会となった9月例会は、昨年公益社団法人日本青年会議所の副会頭を務められました森本勝也先輩を講師としてお迎えし、委員会のスローガンである「繋がる力・伝える力」をテーマとした講師例会が、さる9月5日に開催されました。

まず、例会に先立ちセレモニーを行いました。まず最初に、オブザーバーとしてセレモニーよりご参加下さいました森本先輩・清宮先輩のご紹介を行いました。
神垣理事長の挨拶では先日開催された事業「なまず大魔王を封印せよ!」について触れられ、難解なテーマを分かりやすい手法で参加者に理解させたこの事業は、防災に対する市民の意識付けになったのではないか、と括られました。
出向者報告では、広島ブロック協議会の全国大会支援委員会に出向されている井本委員長より報告がありました。10月6日より開催される全国大会広島大会に向けて、副主管である呉青年会議所としても、各地全国大会で頂いてきたおもてなしをお返ししよう、とメンバーに参加を呼びかけました。

担当例会では冒頭に、鈴木委員によりP.R.KURNT委員会がJCI-ASPAC高雄大会のJAPANナイトで行った事業「呉魅力広域発信事業1」についての報告を行い、ブースの出展により、どのように呉の魅力を発信したのか振り返りました。衣装の搬入に苦労した、やぶの扮装は特に大盛況だった、など写真を交えた報告を通じて、参加出来なかったメンバーも含めた全メンバーに、その盛り上がりと意義を伝えました。
松村副委員長はその検証を行い、ターゲットを絞った広報への方向性を今後も考えてゆくべきだ、と述べました。
続いて山﨑委員長より例会の趣旨説明があり、我々青年会議所が伝えたい地域の魅力を、人々に、社会にどのように発信してゆくのか、その指針を本日の講師である森本先輩に頂きたい、との説明に続き、いよいよ森本先輩のご講演が始まりました。

全国大会の意義と理念。JCとの向き合い方。思い上って勘違いしてはいけない。一つひとつの言葉が、温かくて、厳しくて、でも楽しい言葉。ご自分の実感として発している言葉。昨年までは、我々と同じ現役メンバーだった森本先輩が、青年会議所でどれだけの経験を積んで来られたのか、その一端を垣間見た思いでした。
やらなかったものが出来ない言い訳を並べる。あんな事があったからできなかった。一生懸命やったけどできなかった。前例はないから。過去の先輩方がこうだったから。……私達に響いた言葉は、きっとご自身の経験だったのだと思います。

自分がどれだけの人を巻き込めるか、事業に市民を巻き込むか。森本先輩は担当委員会である広報委員会への指針、その回答の一つとして、イノベーションを起こせ、と仰いました。異質なものを組み合わせる事によって「えっ!」と思わせる。突き抜けないと町は、人は変わらない。イノベーションとはありえない事を起こす事。それをJCでやって欲しい。時には積み上げてきた伝統すら変える姿勢を持てば、町から本当に信頼される組織になれる、と。
仮入会員さんには分からない言葉も多かっただろうから、あとで現役メンバーでかみ砕いて話してあげてね。笑顔と、書ききれない言葉と、熱い思いを投げかけて頂いて、森本先輩のご講演は幕を閉じました。

副理事長挨拶を行った糸谷副理事長は、ラストイヤーである山﨑委員長が伝えたい思いを推し量りながら、本日の講演の御礼を森本先輩に伝えられました。
また監事講評においては、折口監事が、自分のJCライフと重ねた上で、本日のご講演は大変うなずける所が多かった、仮入会員も含めた現役メンバーに生かして欲しい内容だった、と締められ、9月例会の講評とされました。

「青年会議所はリアルな道場なんです。ただ教わる塾じゃないんです」
我々の自覚を促す言葉を頂いた9月例会を経て、いよいよ来月、呉青年会議所は2016年度の新入会員を迎えます。